とうとう僕は羽を休めてしまった
休んでいる暇なんかなかったのに
とうとう僕は小枝にとまってしまった
急がなければならなかったのに
どんなに悔やんでも もう手遅れだ
僕は羽を動かすのを止めてしまった
どんなに恨んでも もう手遅れだ
僕は木に降り立ってしまった
青空を求めて恐る恐る空を見上げると
やっぱり空はどんよりと曇っていて
そんな空がちょっぴり辛くって
僕は傷んだモノをぎゅっと抱きしめる
そんなとき後ろから光が差し込んできて
振り返ると美しい空が顔を覗かせていて
そんな空がとっても嬉しくって
僕は痛んだモノをすっかり忘れる

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